さつま揚げの冷凍保存で長持ちさせる方法とは？
さつま揚げはそのままでもおいしく便利な食材ですが、冷蔵だとあまり日持ちせず、気づけば傷んでしまうこともありますよね。
そんなときは冷凍保存が強い味方になります。
ポイントを押さえれば、風味や食感を損なわず、最長で約1〜3か月は保存可能です。
ただし、冷凍焼けや油の酸化を防ぐためには、適切な保存方法が欠かせません。
ここでは家庭でも簡単にできる長持ち保存テクニックを紹介します。
さつま揚げをムダなく使い切るためにも、冷凍活用を上手に取り入れてみてください。
保存前には「油抜き」で劣化を防ぐ
さつま揚げは揚げ物なので、そのまま冷凍すると油分が酸化して風味が落ちやすくなります。
保存前には熱湯を全体にかける「油抜き」を行いましょう。
こうすることで余分な油が落ち、冷凍中の劣化を抑えることができます。
お湯はかけすぎず、さっと表面を流す程度でOKです。
キッチンペーパーで水分をしっかり拭き取る
熱湯をかけた後は、表面の水分を丁寧に拭き取りましょう。
濡れたまま冷凍すると、霜の原因になり、解凍後の食感が落ちてしまいます。
キッチンペーパーを使って、余分な水気が残らないように包み込むように拭き取るのがコツです。
ラップで1枚ずつしっかり包んで密閉保存
さつま揚げをラップで1枚ずつ包むことで、冷凍焼けを防ぎ、取り出しやすくなります。
ラップが空気に触れないようぴったりと密着させるのがポイントです。
さらに、ラップで包んださつま揚げはジッパー付きの冷凍保存袋に入れましょう。
袋の中の空気はできるだけ抜いて密閉してください。
さつま揚げの解凍方法｜料理別で使い分け
冷凍したさつま揚げは、解凍方法によって風味や食感が変わるため、料理に合わせて使い分けるのが理想です。
解凍せずにそのまま調理できるのも便利なポイント。
以下におすすめの解凍・加熱方法をまとめました。
凍ったまま煮物やうどんに投入
煮物やおでんに使うときは、解凍せずそのまま鍋に入れてOKです。
煮汁の中で自然に解凍され、味がしっかりしみ込んで風味も良好です。
火を通すことでプリッとした食感が戻りやすく、使いやすい調理法です。
トースターで焼いて香ばしく
表面をカリッと仕上げたい場合は、凍ったままオーブントースターで焼くのがおすすめです。
香ばしさが増し、よりおつまみ感覚で楽しめます。
途中で一度裏返すと、両面が均一に焼けて食感もアップします。
自然解凍や電子レンジで柔らかく戻す
時間があるときは常温で自然解凍するのも良い方法です。
時間がないときは、ラップに包んだまま電子レンジで30秒〜1分程度加熱すれば、すぐに柔らかく戻ります。
加熱時間は量や機種によって調整してください。
さつま揚げは冷凍できる？そのまま袋のままで保存しても大丈夫？
市販のさつま揚げを購入した際、真空パックやパウチ包装になっていることがあります。
このような場合、「冷凍するときに袋のまま入れてもいいの？」と迷う方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、未開封の真空パックであれば袋のまま冷凍しても問題ないケースが多いです。
ただし、冷凍焼けや風味の劣化を防ぐためには、外袋のままジッパー付き保存袋に入れたり、アルミホイルで包んだりするなど、ひと工夫することで品質がより保たれます。
中身が空気に触れないようにすることが、保存の基本です。
開封後のさつま揚げを「そのまま」冷凍したい場合には、ラップで1枚ずつ包み、保存袋で密閉する方法が最適です。
そのまま冷凍してしまうと、空気に触れた部分が乾燥し、食感が損なわれてしまいます。
また、冷凍庫内のニオイ移りを防ぐためにも、密封性の高い袋を使用するのが望ましいです。
袋のまま保存した場合の保存期間の目安は？
未開封で真空パックされたさつま揚げを袋のまま冷凍保存する場合、保存期間の目安は1〜2か月程度です。
開封後や自家製のさつま揚げの場合は、しっかり包んだうえで保存しても1か月以内に使い切るのがベストとされています。
冷凍保存中も少しずつ風味や油の劣化は進むため、できるだけ早めに消費するのがおすすめです。
保存袋には冷凍した日付を記入し、古いものから使っていくようにすると安心です。
冷凍さつま揚げを使ったアレンジレシピ
冷凍したさつま揚げは、下処理済みなのでそのまま簡単に調理に使えます。
ここでは、日々の献立やお弁当に役立つアレンジレシピをご紹介します。
甘辛炒めでご飯がすすむ一品に
さつま揚げを細切りにし、にんじんやピーマンと一緒に炒めて甘辛く味付けすれば、白ごはんが進むおかずに。
冷凍のまま加熱調理できるので、朝のお弁当作りにも便利です。
卵焼きに混ぜてボリュームアップ
小さく刻んださつま揚げを卵液に加えれば、ふんわり香ばしい卵焼きが完成します。
お弁当や朝ごはんの定番メニューとしても重宝します。
スープや味噌汁の具にも最適
冷凍さつま揚げをそのままスープに加えるだけで、コクとボリュームのある一品に。
味噌汁や中華スープとの相性も抜群です。
冷凍ストックがあると、あと一品に悩んだときにもすぐ対応できます。
まとめ
さつま揚げは冷凍保存をうまく活用することで、傷みにくくなり、最長で約1〜3か月まで長持ちさせることができます。
冷凍前の油抜きや水分の拭き取り、ラップでの密封保存など、基本的な手順を丁寧に行うことで、風味や食感の劣化を最小限に抑えることが可能です。
また、冷凍さつま揚げは解凍せずにそのまま煮物や炒め物、トースター調理に使えるため、忙しい日でも時短調理が叶います。
自然解凍や電子レンジ解凍も状況に応じて使い分けることで、毎日の食事に手軽に取り入れられる便利な食材になります。
さらに、甘辛炒めや卵焼き、スープなどさまざまなレシピにも応用が利くため、まとめ買いや余ったときの冷凍ストックにもおすすめです。
正しい保存方法と活用術を知っておけば、さつま揚げの魅力をもっと引き出すことができます。
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